生きること。
これも大切なことです。
生きるとは、当たり前です。
でも、当たり前ではないのです。
命とは不思議なもので、自分では意識しなくても、いま、生きています。
もちろん、呼吸とか心臓とかそういうことではなくて。
深呼吸をしてみると、細胞の隅々に余裕が送り込まれます。
だから、心に余裕がでてきます。
スゥーッ、ハァーッ。
もう一度。
スゥーッ、ハァーッ。
・・・・いかがですか?パンパンでよくわからない?
そういう人は3回続けて深呼吸してみるといいですよ。
スゥーッ、ハァーッ。
私たちが生きているのは、この世で何かを成し遂げるためです。
例え、それが何かわからなくても。
例え、それに自信がなくても。
例え、それが自分に向いているのかどうかわからなくても。
生きていなければ、成し遂げることができません。
そうです。生きるというのは、あなたの使命を成し遂げるために必要なことなのです。
生きる意味がわからなくても。
何が使命かわからなくても。
あなたが生きているだけで、今日もこの世界は変わっていくのです。
変わることを拒否しながら、変わりたいと願う世界の人々。
何が本当なのかわからなくて、悩んでいる人々。
みんな、あなたのおかげで変われるのです。
あなたが今日、いま、生きているという事実。
それは決して、当たり前のことではないのです。
すべての細胞はあなたを「生かすため」に働き続けます。
寿命が尽きる、その日まで。
そう、「生かすために」、働き続けるのです。
生きることは尊いことです。
「こんな人生、生きていたってつまらない!」。
そう思うなら、聞いてごらんなさい、あなたの細胞に。
「私はもう、生きていてもつまらない。どうしたらいい?」
返事がない?おかしいですね。
もう一度、聞いてみましょう。
「私は、生きていてもつまらないんだ。君たちはどう?」
『・・・』
そう、返事はないのです。
なぜなら、細胞たちはあなた自身だから。
同じように感じているから。
だから、返事はないのです。
しかし、あなたと決定的に違うことがあります。
それは「まだ、あきらめていない」ということです。
最期の瞬間まで、あきらめることはないのです。
生きること。
それは、傷や痛みを宝石に変えていく長い道のりです。