見守る

気づいても、だまって見守る。
これも大切なことの一つだと思います。

しばしばあるのは、近しい関係の人の感情の変化についてでしょうか。相手が「本当は○○したいのだけれど、それを言えない人」である場合、例えば、本当は辞めたいのだけれど、それを言えない人の場合としてみましょう。私はそれに気づいて、一度は「本当は辞めたいのですか?」と質問します。相手が「いえ、そんなことはないです。」と言えば、「そうですか。」で終わります。けれど、相手が本当は辞めたいと思っていることを知っています。でも、黙っています。

いじわるではないんですよ。認めない相手を尊重している、というほうが正確です。相手の本音を聞くには、忍耐が必要となることがよくあります。すぐに自分の本音をぺらぺら話すほど、人は自分をオープンにはしないものです。時間がかかる、時間をかけることによって、相手への信頼感と勇気が上昇してきます。

待つ、ということは大事です。知っていても黙っていることで、相手は変わるための時間を確保します。その間、心平穏に相手を見守ることができるかどうか。あなたはどうですか?