【自己紹介】
中村久美恵 BBSH2011年卒業BHSプラクティショナー💖趣味はガーデニングとソーイング、現在保護犬、保護猫と一緒に住んでいるエネルギーヒーラーです💛
日々の暮らしの中で、私たちがネガティブな感情に直面すると・・・
忙しさにかまけてスルーしたり、ポジティブ思考で無理やり塗り替えたり、誰かと話して気を紛らわせたりして「なかったこと」にしてしまうこともありますよね。
でも実は、それこそが心の中が重くなっていく原因になっているのかもしれません。
感情は“消す”ものではなく“通り抜ける”もの
ネガティブな感情は、私たちにとって大切なメッセージを運んでくれています。それは、あなたの中の「未完了の感情」や「思い込み」を見せてくれるサインです。
例えば、「今のあなたに必要な気づきがあるよ」「何かに無理してるかもよ」という、魂からの優しいサインかもしれません。そのサインを無視してしまうと、同じテーマが何度も繰り返され、同じような出来事に心が反応し続けてしまうのです。
だからこそ、無視したりフタをしてしまうのではなく、その感情を最後まで、まるごと感じ切る=通り抜けさせることがとても大切なのです。
ここで言う「最後まで」とは、「もう十分感じたから終わりにする」という意味ではなく、その感情を深く見つめ、自分の内側にある思い込みや傷、信じていた価値観に気づき、それを手放せるところまでしっかり感じるということ。
そのプロセスを通して初めて、「あっ、そうか!」という気づきや、「もう、これは私にはいらないな」と思えるような変化が訪れるのです。
こういった気づきや変化が訪れた瞬間、あなたはもう、一回り成長しています。
思い込みや執着を手放すことは、自由になること。感情を感じ切ることは、あなたの内側にある“しがらみ”に気づき、そこから自由になるきっかけになるのです。
感情を感じ切ることで、一回り成長する
たとえば、誰かの言葉に強く傷ついたとします。そういうときに、 「そんなに気にすることじゃない」「相手は悪気なかったし」とすぐに流そうとせず、まずはその傷ついた気持ちを、ちゃんと味わってあげてください。
「私はどうしてこんなに悲しいんだろう?」
「何に反応してるんだろう?」
「この感情、どこかで前にも感じたことがある?」
そんなふうに、自分の内側に問いかけてみる。
すると、「私はいつも人に否定されるのが怖いと思っていた」とか、「私は価値がある人間じゃないと思い込んでいた」といった、深い場所にあった“思い込み”がふっと浮かび上がってくるかもしれません。
その瞬間、私たちは一回り成長するのです。
新しい視点で世界を見られるようになり、同じ出来事にも違う反応ができるようになります。
これが、本当の意味で感情を「乗り越える」こと、です。
自分を愛するために、感じ切る
感情にふたをするのは、自分を守るようでいて、実は自分に対する小さな裏切りかもしれません。「感情を感じ切る」というのは、ただツラさに浸ることではなく、あなたの魂がもっと軽やかになるためのプロセス。
思い込みを手放し、本来の自分に戻っていくための、小さな通過儀礼のようなものです。
本当に自分を大切にするというのは、自分の感情にまっすぐ向き合ってあげること。どんな気持ちも、湧き上がるにはちゃんと理由があります。感情に良いも悪いもありません。
感情の波が押し寄せてきたとき、あなたはそれに抗わず、ただそっと寄り添ってあげてください。 静かに耳を傾けて、深く感じて、やさしく通り抜けるのを助けてあげてください。
その先にはきっと、 「あぁ、そうか。私はこのために、あの感情を感じたんだ。」そんなやわらかな発見と、以前よりも軽くなった心が待っています。